フランス人フォトグラファーJérôme Courenq氏が
型破りなポートレイトを紹介します。
このプロジェクトは、屋外にて、シンプルなディープアンブレラと
ELB 400ユニットを用いて行われました。
プロジェクトの出来栄えは、力強い感情を湧き起こします。
何故、ポートレイトか?
人間、光、シネマ、音楽、これらが4つの柱です。
これら4つの理由が、私をポートレイトと演出に引きずり込みました。
ポートレイトは、人間のありのままを表す数少ない手段のうちの一つです。
我々の顔は、個人が今までに経験してきた物語を語ります。
その中には、我々の強さや弱さが伺えます。
どのように、素晴らしいモデルか?
型破りなモデルを起用するというという選択は、自然な成り行きでした。
Abde氏の物語は素晴らしく、その圧倒的な過去の物語は私にとって、説得すら不要でした。
自身の経験や病を通し、彼は人一倍ファイターで、誇り高く、野心的な人格を形成してきました。
憐れみを拒み、人との違いを武器に俳優としてのキャリアを築きました。
“個人は皆それぞれの物語を持っています。
Abde氏のスキンにはそれがしっかり刻まれています。”
何を探し求めていますか?
ポートレイトにおいて、私が探し求めているのは、真実を収める瞬間です。
このプロジェクト中、あれこれ指揮を取りたくなかったのは、そういった理由からです。
ポーズや表情を要求して演出をするのでは、簡単すぎます。
私は、出来る限り自然なAbde Mazianne氏を目の前で見たかったのです。
[撮影風景]
ギアは何ですか?
この撮影の概念は、2つの世界を合わせること、同じ場所で、
2つの全く異なる短いセッションを完成させることです。
使用されているアンブレラは、その簡単な使い勝手、明度、多目的性が素晴らしいです。
“使用されているアンブレラは、その簡単な使い勝手、明度、
多目的性が素晴らしいです。”
黒い背景のポートレイト最初のシリーズは、ホワイトディフューザーを付けた
ディープアンブレラをメインライトとして、モデルの頭上に使いました。
私は普段から、美しいソフトライトを得る為に、被写体に出来るだけ
光の出所を近づけようとします。
さらに柔らかな光を得る為に、トランスルーセントディフューザーを追加しました。
奥深いモデルは、力強くより焦点の合った光と優れたコントラストを提供します。
結果、光はコントロールしやすく、形作り易く残ります。
白い背景の二つ目のシリーズは、ディープホワイトアンブレラをモデルの後ろに使用しました。
これがバックライトをつくります。
2つ目のトランスペアレント ホワイトディープアンブレラは、
モデルのすぐ近く、正面に、45度で置きました。
この配置がソフトでコンスタントな光を生み出します。
屋外のセッションでは、アンブレラが、私の求めていたシンプルで明るく、
使いやすいという強みになることが証明されました。
同じディープアンブレラをホワイトインテリアと一緒に使いましたが、
より強い効果のためにトランスペアレントディフューザーを外しました。
アンブレラは光を運び、モデルを簡単にフォローすることができました。
Jérôme'氏が使用した機材
価格:16,200円(税別15,000円)
※アンブレラ別売
価格:6,480円(税別6,000円)
価格:15,120円(税別14,000円)
価格:210,600円(税別195,000円)
●ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
(株)テイク TEL: 03-5159-4711 mail:info@takeinc.co.jp
※こちらの記事はElinchrom社の了承を得ましてテイクで翻訳しております。
by TAKEINC
| 2018-01-22 15:16
| コラム